目次
世界中で感謝と啓発を促す日
6月14日は「世界献血者デー（World Blood Donor Day）」です。この日は、ABO式血液型を発見したカール・ラントシュタイナー博士の誕生日にちなみ、献血の重要性を世界に広め、献血者に感謝を示す日として世界保健機関（WHO）をはじめとする国際機関により制定されました。
献血が果たす命の役割
献血は、外科手術や事故による大量出血、血液疾患、がん治療などに欠かせない命を救う医療行為です。しかし、血液は人工的に作ることも長期間保存することもできないため、常に多くの人々の協力が必要です。日本でも毎日約13,000人分の献血が必要とされており、一人ひとりの協力が多くの命を支えています。
若年層と献血の未来
少子高齢化が進む中、若年層の献血離れが課題とされています。学校や企業との連携、SNSなどを通じた啓発活動が各地で行われており、未来の医療を守るために「献血は特別な人だけがするものではなく、誰にでもできる社会貢献」という意識を広げる取り組みが続いています。
あなたにもできる小さな勇気
「世界献血者デー」は、過去に献血した人には感謝を、これからの人には一歩を踏み出す勇気を促す日です。献血は、わずか30分ほどの時間で、多くの命を救うことができる尊い行動です。お近くの献血ルームを訪れて、自分の血液が誰かの生きる力になることを感じてみませんか？
この記念日が、少しでも多くの「ありがとう」と「やってみよう」を生むきっかけになりますように。
