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パソコン記念日とは
毎年9月28日は「パソコン記念日」とされています。これは1979年（昭和54年）のこの日、日本電気（NEC）が家庭向けパソコン「PC-8001」を発売したことに由来します。現在ではスマートフォンやノートPCが生活に欠かせない存在となっていますが、その礎を築いた一日として語り継がれているのです。
PC-8001の登場と意義
当時のコンピュータは大型で高価、主に企業や研究機関で使われるものでした。そんな中、PC-8001は「家庭でも使えるパソコン」として登場。価格は168,000円と決して安くはありませんでしたが、カラー表示やBASIC言語を備え、プログラミングやゲームを楽しめる夢のマシンでした。このPC-8001をきっかけに、日本では“パソコンブーム”が到来し、多くの家庭にコンピュータが広がっていきます。
パソコン文化の広がり
PC-8001の登場以降、各社が競って新機種を発売し、やがて「MSX」や「X68000」といった人気機種も誕生しました。学校教育におけるプログラミング体験や、同人ソフト文化の芽生えなど、現代のIT社会へと続く道はこの頃から始まったといえます。パソコン記念日は、そうした歴史を振り返り、ITと私たちの暮らしの関わりを考える良い機会でもあるのです。
まとめ
9月28日のパソコン記念日は、日本におけるコンピュータ文化の幕開けを象徴する日です。今や当たり前となったインターネットやアプリの世界も、40年以上前の「PC-8001」から始まった歴史の上に成り立っています。今日という日に、私たちが使うテクノロジーの歩みを少し振り返ってみてはいかがでしょうか。
