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米の字に隠された「八十八」の意味
8月18日は「米の日」。この記念日は、漢字の「米」を分解すると「八十八」になるという語呂合わせから生まれました。一粒一粒が大切に育てられたお米の存在を改めて見直し、日本の食文化に欠かせない主食のありがたさを感じる日です。
日本の食卓に欠かせないお米
お米は、日本の食文化において長きにわたり中心的な役割を果たしてきました。炊きたての白米、おにぎり、寿司、丼物、そして和菓子の材料にもなるもち米など、用途は実に多彩。日常の食事だけでなく、お正月やお祭りといったハレの日にも欠かせない存在です。
稲作と日本人のつながり
日本は四季があり、稲作に適した気候を持っています。そのため、古代から稲作が行われ、神道や年中行事とも深く結びついてきました。田植えや収穫の時期には神事が行われ、「五穀豊穣」を祈る文化も今なお各地に残っています。
現代のお米事情と食育
しかし、近年はパンやパスタなどの消費が増え、お米の消費量は減少傾向にあります。さらに近年では、天候不順や農家の高齢化、作付面積の縮小などが重なり、お米の流通量も著しく減少しました。2025年には、需要逼迫により政府が備蓄米の放出に踏み切るという異例の対応が取られました。
こうした状況を受けて、国産米の安定供給を守るための対策が急務となっています。若手農家への支援、中山間地域での水田維持、地産地消の促進、学校給食での国産米使用拡大など、多方面での施策が求められています。
「米の日」は、お米の価値を再認識し、日本の農業を支える人々に思いを寄せる機会でもあります。
今日のごはんはお米で
「米の日」には、ぜひご自宅でおにぎりを作ったり、土鍋で炊いたごはんを味わってみてはいかがでしょうか。何気なく食べているお米も、その背後には農家さんたちのたゆまぬ努力があることを思い出し、感謝の気持ちを込めて味わいたいですね。
