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日本政治史に刻まれた一歩
7月19日は「女性大臣の日」です。これは、1960年(昭和35年)のこの日、中山マサ氏が日本で初めて女性として閣僚に任命されたことを記念する日です。中山氏は厚生大臣として内閣に入閣し、戦後日本の政治史に大きな足跡を残しました。
中山マサとは?
1880年に福岡県で生まれた中山マサは、戦前から女性運動や社会活動に積極的に参加していました。戦後は婦人参政権の実現とともに衆議院議員となり、その後の政治活動の中で、福祉・医療・教育などの分野に力を注いできました。
厚生大臣就任当時は、まだ女性が政界で活躍することが珍しかった時代。そんな中での中山氏の登用は、男女平等と多様性の第一歩ともいえる大きな出来事でした。
女性の政治参画の現在とこれから
中山マサの登用から60年以上が経過した今、女性議員の数は徐々に増加しているものの、依然として国会における女性の割合は低いままです。国際的に見ると、日本のジェンダー平等ランキングは下位に位置しており、さらなる取り組みが求められています。
しかし、女性大臣の日を通じて、私たちは過去の偉業を称えるとともに、未来への希望と課題を見つめ直すきっかけを得ることができます。
まとめ
7月19日は、政治の世界で女性が活躍する扉が開かれた記念すべき日です。中山マサのような先駆者がいたからこそ、今の社会があります。この日を機に、性別を問わず誰もが公平に活躍できる社会について、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
