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国際的な記念日「世界ユース技能デー」
7月15日は「世界ユース技能デー(World Youth Skills Day)」です。この記念日は、2014年に国連が制定した国際デーで、若者が職業技能や技術を身につけることの重要性を広く認識し、支援を呼びかけるために設けられました。特に開発途上国では、教育の機会が限られている若者にとって、職業訓練やスキル習得が自立や雇用の大きな鍵となります。
技能こそ、未来を切り拓く力
現代社会では、知識だけでなく「使えるスキル」が求められています。ITや医療、ものづくり、サービス業など、実践的な技術を学び、活用することで、若者たちは自信を持って社会に羽ばたくことができます。ユース技能デーは、そうした職業教育・訓練の普及と支援を促進するための日です。
たとえば、各国ではこの日に合わせて職業訓練校のオープンキャンパスや、若者による技能コンテスト、企業やNGOによるキャリア相談イベントなどが開催されます。日本でも高等専門学校や工業高校、専門学校といった現場での学びが改めて注目されています。
すべての若者に「学ぶ機会」を
国連の報告によれば、世界には学校にも職業訓練にもアクセスできない「教育と仕事の空白地帯」にいる若者が何百万人も存在します。彼らがスキルを獲得し、自立した未来を築くためには、社会全体でのサポートが不可欠です。
「世界ユース技能デー」は、こうした現状に光を当て、教育・雇用・社会参加のチャンスをすべての若者に届けることの大切さを私たちに問いかけてくれます。
未来をつくるのは若者であり、その力となるのが「技能」です。7月15日は、若者の可能性とスキルの力に改めて注目する一日にしてみませんか。
