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野球の原点が生まれた日
6月19日は「ベースボール記念日」です。1846年のこの日、アメリカ・ニュージャージー州で、公式記録として最初の野球の試合が行われたことを記念しています。アメリカン・パストタイムと称されるこのスポーツが、まさにここから歴史を刻み始めたのです。
当時の試合は、アメリカ・ホーボーケンのエリシアン・フィールドで、アレクサンダー・カートライトがルールを整備し、「ナインズ（Knickerbockers）」と呼ばれるチーム同士が対戦しました。この試合が今日のベースボールの原型とされています。
日本に渡ったベースボール
日本に野球が伝わったのは、1872年。アメリカ人教師ホーレス・ウィルソンによって東京大学予備門（現在の東大）に紹介されたのが始まりです。その後、明治・大正を経て全国に広がり、現在ではプロ野球、高校野球、草野球と、多様な形で日本人の生活に根づいています。
特に夏の甲子園大会は、毎年多くのドラマと感動を生み、国民的行事といえる存在になりました。日本人にとって野球は単なるスポーツではなく、努力や友情、青春を象徴する文化そのものとも言えるでしょう。
世界をつなぐベースボールの力
いまや野球はアメリカや日本だけでなく、カリブ諸国、韓国、台湾、さらにはヨーロッパや中南米でも親しまれています。近年は「WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）」のような国際大会を通じて、世界の野球熱が高まっています。
6月19日の「ベースボール記念日」には、そんな野球の歩みと魅力に改めて目を向けてみませんか？ グラウンドの土と汗のにおい、歓声と拍手が響くあの場所には、時代を超えて人々を熱狂させる力が詰まっているのです。
