2025年10月– date –
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10月31日はガスの記念日──日本の夜を照らした文明のあかり
明治の夜を照らした第一歩 10月31日は「ガスの記念日」。1872年(明治5年)のこの日、日本で初めてガス灯がともったことに由来します。場所は横浜・馬車道。まだ電気も一般的ではなかった時代、石炭から作られたガスを使って街を照らしたこの出来事は、日... -
10月30日はニュースパニックデー──ラジオから生まれた“フェイクニュース”の原点
ラジオドラマが“本物のニュース”に聞こえた夜 1938年10月30日、アメリカのCBSラジオで俳優・映画監督のオーソン・ウェルズが演出したラジオドラマ『宇宙戦争』が放送されました。この番組は、H・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』を原作としたフィクションで... -
10月29日はインターネット誕生日──世界をつなぐ通信のはじまり
インターネットの起源とは? いまや私たちの生活に欠かせないインターネット。その起源は、1969年10月29日にアメリカで行われたある実験にあります。この日、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)とスタンフォード研究所(SRI)のコンピュータを結び... -
10月28日は速記の日──耳で聞いて記録する、人の技が残した言葉の歴史
速記とは?話すスピードに追いつくための記録術 速記(そっき)とは、人の話す言葉をそのままのスピードで書き取るために考案された特別な記号の書き方です。通常の文字では話すスピードに到底追いつけませんが、速記では音や意味を簡略化した「記号」を使... -
10月27日はテディベアズ・デー──ぬいぐるみがつなぐ優しさと想い出
テディベアの誕生秘話 10月27日は「テディベアズ・デー」。アメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルトの誕生日にちなむ記念日です。彼が狩りの際に負傷した小熊を撃たずに助けたという逸話から、熊のぬいぐるみ「テディベア(Teddy Bear)」が誕生しまし... -
10月26日は柿の日──秋の味覚と俳句に込められた日本の風情
柿の日とは 10月26日は「柿の日」。この日は、俳人・正岡子規が1895年(明治28年)に奈良を訪れた際、「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」という有名な一句を詠んだことに由来しています。秋の深まりとともに実る柿、その甘さや色づきが、日本人の季節感や郷愁... -
10月25日はリクエストの日──ラジオから広がったリスナーとの交流文化
リクエストの日とは 10月25日は「リクエストの日」です。1936年のこの日、ドイツ・ベルリンの放送局で世界初の「リクエスト番組」がラジオで放送されました。視聴者やリスナーが好きな音楽を番組にリクエストし、それを放送で届けるという仕組みは、当時と... -
10月24日はナンバーポータビリティ開始記念日──携帯番号がそのまま使えるようになった日
ナンバーポータビリティ制度のはじまり 2006年10月24日、日本で「番号ポータビリティ制度(MNP)」がスタートしました。それまで携帯電話のキャリアを変更すると、必ず電話番号が変わってしまうのが当たり前でした。そのため、家族や友人、仕事先に新しい... -
10月23日はモルの日──化学の基礎を祝う日
モルの日とは? 10月23日は「モルの日(Mole Day)」として知られています。モルとは、化学の基礎である物質量を表す単位で、1モルは「6.02 × 10^23個」の粒子(原子や分子)の集まりを意味します。この数値は「アボガドロ定数」と呼ばれ、化学の世界を学... -
10月22日は平安遷都の日──千年の都・京都が始まった日
平安京の誕生 西暦794年(延暦13年)の10月22日、桓武天皇は長岡京から平安京へ都を移しました。これが「平安遷都」であり、のちに京都と呼ばれる都の歴史の始まりです。平安京は唐の都・長安を参考にした碁盤の目状の都市計画で、政治・文化の中心地とし... -
10月21日はあかりの日──エジソンと日本の竹が紡いだ光の物語
あかりの日の由来 10月21日は「あかりの日」。1879年(明治12年)のこの日、アメリカの発明家トーマス・エジソンが実用的な白熱電球を完成させました。それまでの電球は寿命が短く、日常生活に使えるものではありませんでしたが、エジソンはフィラメントの... -
10月20日は老舗の日──恵比寿講にちなむ商売繁盛と伝統の記念日
老舗の日とは 10月20日は「老舗(しにせ)の日」。この日は、長い歴史を持つ店や企業、代々受け継がれてきた商いをたたえる日として制定されています。単に古いだけではなく、同じ商売を続け、信頼と伝統を築き上げてきた存在を「老舗」と呼びます。日本文...