目次
普通選挙の日とは
2月20日は「普通選挙の日」です。1925(大正14)年のこの日、日本で普通選挙法が公布されました。それまでの日本では、一定額以上の納税をしている男性にしか選挙権がなく、多くの国民が政治に参加できない状況でした。この法律の公布により、25歳以上のすべての男性に選挙権が認められ、日本の民主主義は大きな転換点を迎えます。
制限選挙からの脱却
普通選挙法以前の選挙制度は「制限選挙」と呼ばれ、経済力によって政治参加の可否が左右されていました。都市部や農村で暮らす多くの人々、労働者層の声は国政に反映されにくく、社会的な不満も高まっていました。普通選挙法の公布は、こうした不平等を是正する重要な一歩だったのです。
民主主義の広がりと課題
普通選挙の実現によって、有権者数は大幅に増え、政党政治や言論活動も活発化しました。一方で、当時は女性に選挙権が認められておらず、真の意味での「国民全体の選挙」ではありませんでした。女性参政権が実現するのは、戦後の1945年を待つことになります。
現代に生きる私たちへ
普通選挙の日は、選挙権が先人たちの努力によって勝ち取られてきた権利であることを思い出させてくれます。投票するという行為は当たり前のようでいて、民主主義を支える重要な意思表示です。2月20日は、日本の政治参加の歴史に思いを巡らせ、社会との関わり方を改めて考える一日にしてみてはいかがでしょうか。

